d_ocha-kai’s diary

お茶やお菓子と本のことなど。

あきらめたらそこで

昨年の12月は試験対策に追われていました。

約30年ぶりに民間の資格試験の講座を受講してなかなか厳しい

(自分にとり難易度が高いという意味です)試験を受けました。

スラスラと頭に入る年齢ではないため

記憶する方法を探すまでに時間がかかりました。

 

定番の書いて覚えることも試しました。

ただ、手書きはさすがに労力を使うので

入力して覚えようかと思いました。

少し始めてみると

テキストのタイピングに時間がかかるうえ、正確さに欠けるので

だんだんしなくなりました。

 

そのほかにテキストを撮ってスマホに保存し、移動中に見る

読み上げてスマホに記録する。

縮小コピーをB6くらいのノートに貼って携帯するなどをしてみました。

 

一番身についた方法は、読み上げることでした。

その方法は以下の通りです。

テキストを何度も通して声を出して読み上げて全体像をつかんでいきます。

そのうちに、ブロックごとに流れがわかってきます。

その中で覚え易い言葉を見つけてその前後を覚えます。

続けていくうちに1文の中で同じことが起こり、連続した文章が頭に入るようになります。

そして、その一つ一つの文章の集合体を作ります。

これを繰り返しました。

 

次の段階では

テキストをブロックに分けてコピーして壁に貼りました。

自分が淀みなく暗誦できているか色々なところに貼って試しました。

 

一緒に受講している同期の存在はとても大きく、

講座の合間にお茶に行ったり、励ましあったりしました。

 

そのほかに心の支えになったのは安西先生の言葉でした。

これもVoicyで誰かがお話しされたのですが

「目標を設定して、そのために非日常的な努力をする」ことで力をつける

例として『スラムダンク』の合宿でのシュート2万本を挙げていました。

調べてその巻(新装再編版 14巻)を購入しました(6巻 ! も持ってます)。

 

1日に最低でも朝・夜それぞれ10回はテキストを読みました。

 

なんとか合格して、新しい世界が広がりました。

もちろん、取得していなくても日常に支障はないのです。

ですが、先輩方に受け入れていただける、情報交換の相手と

みなしていただけることは、とても価値があります。

入り口に立てただけ、ということも痛感しています。

 

もっと早くから真剣に対策を練っていたら、追い込みも苦労しなかったのに

とはいつものこと。

言い訳をしてあきらめることはよくありますが

続けることで見える景色を変えることもできると思いました。