終わってから気がつくことが多いです。
鈍感というか、情弱というか。
Amazonといえば、スコット・ギャロウェイの
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』は名著だと思います。
2017年の出版ですので、当然変化は起きていて、
Twitterとイーロン・マスクのこの1年を誰が予見できたでしょうか。
ですが自分自身の毎日の過ごし方、意思決定も
その4社のサービスに大きく規定されています。
デジタルネイティブ世代ではないだけに、影響力の大きさを実感します。
この本に「セクシーな仕事は儲けが少ない」という記述があります。
ここでいう「セクシーな」とは、主に心理的満足度の高い仕事の意味。
競争は激烈なのに労力に対する報酬は少ない、
ただし「その仕事をしている満足感」がすでに報酬の一部になっている状態。
例として、いわゆるオールドメディアで働くことが挙げられていました。
最初に読んだのは翻訳版が出た2018年でしたが、この一文がずっと頭に残っていました。
もし、自分がそのような立場にあったとしても、自分の負けを認めたくはない気持ちから
そこに居ることを正当化することに懸命になることでしょう。
不利な状況を変えられないのなら
脱出を視野に入れてもいいはずなのです。
「その一員である」ことを誇らしく思う気持ちが
冷静な判断の邪魔をしているのかもしれません。
限りある自分の時間です。
よくよく考える必要があると思っています。