d_ocha-kai’s diary

お茶やお菓子と本のことなど。

2022年にゴールデンカムイ展に行った話

家にいる時はVoicyを聴いていることが多いです。

聴き始めたきっかけは"ちきりんさん"でした。

それから何人かの方をフォローしています。

 

妄想する決算さんのこともちきりんさんとの対談で知りました。

その"妄想さん"が昨年のゴールデンウィーク

「最近、ゴールデンカムイを読んでいます」とお話しされました。

 

当時連載中の全話無料公開中(全314話)で、最終話掲載の最新号発売が目前。

2〜3日間夢中になって読みました。

最後は無料公開中に間に合わなくて電子版でコミックスを購入し、

勢いで最終回の掲載誌も買ってしまいました。

 

物語も面白いのですが、一番すごいのは描ききった作者の気力だと思いました。

フィクションの中にリアルさを込めようとしていました。

それで予約をして、東京ドームのゴールデンカムイ展にも行きました。

 

ゴールデンカムイ展ではヒグマの剥製や、作者が集めたアイヌの方々の

民俗的な資料も多く展示されていました。

興味本位ではなく尊重する気持ちをもって集められたように見えました。

目的を持たなければ成り立たないコレクションでした。

実際に存在するものを自分の都合で曲げることはしていない、そんな姿勢がうかがえました。

また、軍服や当時の風俗を表すものも展示されていました。

イラストもずっと大きくて奥行きがありました。

 

グッズ売り場では、皆さんの熱気に押され何も買えませんでした。

入場記念の色紙をもらうのも気恥ずかしかったくらいです。

 

創作もすごいのですが、そこから展示会を設営してグッズで収益化を図るなんて

完璧だと思いました。

実写映画化されるそうなのですが、市川ぼたんさんだったらいいなと思いました。

 

 

面白いものであれば、紙の本かどうかは問題ではないと思っています。

これから少しの間、本について考えていきたいと思います。