駆け込みで「大吉原展」に行ってきました。会期末に近く
時間指定制ではなかったために、並ぶことになるかと心配しましたが
20分ほどで入館できました。会場は東京藝術大学大学美術館です。
浮世絵が当時の風景を残した貴重な資料ということがよく分かります。
華やぎや衣装にかける気負いまでもが伝わってきました。
花魁道中といえば、若い男の人が金属性の大きい音を立てながら杖をついて先導する
シーンが思い浮かびますが、その姿はなかったようでした。
掛け軸や手紙の装丁に凝ったものが多く、絞りの生地や刺繍など
とても豪華でした。
そして、時代による髪型の変遷なども勉強になりました。
浮世絵の緻密さがよくわかる展示でした。
魚をくわえた木彫りのクマが
パンダ仕様にペイントされていました。
美術館の隣のショップには美術系の本や卒業生の作品が並んでいました。
緑が多くて道が広いため、歩きやすい通りです。
昨年の夏、ハスの花の頃にこの辺りを散歩したことを思い出しました。
広小路の方へ向かっていたら太鼓の音が聞こえてきて
近づいてみると、鈴本演芸場でした。