何かのタイトルみたいですね。
紅茶の歴史の本に必ず出てくる地名が西双版納。
西双版納(シーサンパンナ)は中国の雲南省にあり、
この辺りがお茶の起源ではないかと言われています。
発酵デザイナーの小倉ヒラクさんは、ここで
お茶の古木を見、現地の茶農家さんがご自慢のお茶を持ち寄って開いた
お茶の会を楽しそうに綴られています。
本のタイトルは『アジア発酵紀行』(文藝春秋)。
小倉さんの面白いものを探したい意欲に引き込まれます。
馬で山岳地帯の険しい道を通り、各地に運ばれたというこちらのお茶は
日本でイメージするお茶とは少し違います。
小倉さんでなければ行き会えない展開の連続。
真似は無理です。
その地に行くことと、その場に立ち会えることは別物です。
消化できる力がないと遭遇できない気がします。
食品の発酵と、紅茶や中国茶の発酵との違いが、自分には
実はまだ理解できていません。
わかったところで、誰かに話す当てもないのですが
これから、少しずつ理解していく予定です。